この作品はころすけさんの『jewel case』作品の「プレゼント」の続き(楽園ver)です。
ですので「プレゼント」を拝読されてからこちらをご覧下さい。
プレゼント(楽園ver.)
「野明……」
「……え?」
俺がそっと野明の肩に手を乗せると、きょとんとした表情で、野明が俺を見上げた。
風呂から上がったばかりの髪は、まだしっとりと濡れていて、いつもより髪の色が黒く見える。
頬は綺麗な桜色。
湿気と熱が、手を乗せた肩から伝わって。
きっと身体も、頬と同じ桜色に染まっているはず。
おろしたてのピンクのパジャマを脱がせて、綺麗な桜色に染まった野明の身体が見たい。
俺は野明の顎を右手であげ、くちびるを奪った。
「んっ……!」
野明が微かに抵抗して、空いている両手で俺の身体を突き放そうともがき始める。
でも、野明の腕力じゃどうやったって無理。
でも、無理だとわかっていても、なお抵抗を続ける野明を大人しくさせるために、パジャマの上着の裾から左手を差し入れて、野明の胸元に手を滑らせた。
「う……んっ……!」
ふくらみにたどり着いた手で、野明の乳首を撫で上げると、野明の身体が一瞬強張る。
重ねたままのくちびるの奥から、くぐもった声が聞こえてくる。
が、すぐに力が抜けて、俺の胸元にあった手が、俺のパジャマをぎゅっと握り締めた。
かまわずに野明の口内に舌を入れ、野明の舌を絡めとる。
そしてゆっくりと、甘く熱い野明の口内を舌で犯す。
すると、がくん、と野明の膝が崩れ落ちた。
瞬間、くちゅっ、と水音を立ててくちびるが離れた。
「おっと」
野明が完全にすわり込む前に、腰に右手を回して支えて、パジャマを握りしめたままの野明の顔を、間近でじっと見つめる。
大きな瞳が、とろん、と蕩けそうに潤んで、今、離れたばかりのくちびるは、鮮やかな朱をたたえて濡れ光って。
頬は、さっきよりもさらに赤味を帯びている。
俺はさっきよりも激しく、そして深く野明のくちびるを犯しながら、そのままカーペットに野明の押し倒した。
野明のパジャマの上着を胸元までたくし上げると、形のいい乳房が、蛍光灯の柔らかな灯りの下に晒された。
「や……だ……あす、ま……」
「ん?」
「電気……消して……」
灯りに照らされた乳房を右手で隠して、小さな声で野明が言った。
顔を見られるのも恥ずかしいのか、左手で自分の顔を覆って。
野明の言動とは裏腹に、灯りに照らされた二つの乳房の先で、色づいた乳首はもう自己主張を始めていて 二つの乳房も桜色。
電気を消してしまったら、綺麗な身体をキチンと見られない。
それに、そんな言われたら余計に見たくなるもんなのに。
「いやだ」
あっさりと否定して、胸を隠してる手をつかんで、野明の頭の上で右手首を軽く押さえ込む。
野明が驚いて、顔を隠していた手を動かした。
目元がうっすらと赤く染まって、涙が溜まってる。
そんな顔されたら、もう止められない。
野明の左手もつかんで、右手と一緒に頭の上で押さえ込む。
「え……?」
あっけにとられている野明を無視して、色づいてる乳首を口に含んだ。
「あっ!」
野明の華奢な身体が、一瞬強張る。
ゆっくりと舌で転がして、ちゅっ、とわざと音を立てて軽く吸うと、だんだんと野明の身体から力が抜けていく。
音を立てながら、乳首、胸元とくちびるをずらしていく。
野明の弱点でもある首筋にくちづけようとしたら、パジャマが邪魔をしている。
俺は頭の上で、野明の手首を押さえていた手をはずし、パジャマを掴んで野明の頭の方にひっぱりあげた。
大きく胸元の開いたパジャマは、あっさりと野明の頭を通り、野明の手首にひとかたまりになって止まった。
そして、パジャマごと野明の手首を再び押さえ込んだ。
「っ! あす……」
抵抗しようとした野明の首筋に舌を這わせると、野明のくちびるからため息のように微かな吐息がこぼれた。
舌を滑らせて、野明の首筋から耳へ。
シャンプーとボディソープの甘い香りが、鼻腔を刺激して、背中がぞくぞくする。
柔らかい耳朶をくちびるで挟むと、一際艶っぽい悲鳴が上がった。
ゆっくりと、舌で、くちびるで、野明の弱点を攻め立てる。
その度に、野明の身体がぴくんと跳ねた。
だんだんと野明の身体が汗ばんできているのがわかる。
「はぁ……ん……」
身体のラインを確かめるように、手で撫で上げて。
そして、舌とくちびるで、なぞるように。
軽く開いた野明のくちびるから濡れた声がこぼれる度、早く野明の中に入れたいと思う気持ちを押し留めて、じっくりと野明を攻め立て、愛撫する。
野明が足を擦り合わせて、もじもじとし始めた。
軽くわき腹を撫で上げて、パジャマの上からそこに触れると、野明が吐息をもらした。
指先で、そこを撫で上げる。
「あっ……!」
野明の小さな悲鳴を聞きながら、そこに指を這わせ続けると、逃げようと野明が身体をよじった。
「逃げるなよ」
「……だって……」
ふと野明の顔を見ると、今にも泣き出しそうな顔をしている。
「だって何?」
パジャマのズボンの中に手を滑らせて、今度はショーツの上からそこに触れる。
「やぁ……っ!」
そこはもうしっとりと湿っていて、指先に少し力を入れてなぞると、野明の身体が大きくのけぞった。
「嫌じゃないだろ……? どうして欲しい?」
俺の言葉に、野明の顔が一気に赤くなる。
野明の一番して欲しいことを、キチンと言葉で聞くため、ショーツの上から、指先で何度も何度もそこをなぞる。
「あ……ダ……メ……」
野明の呼吸がだんだんと荒くなって、指先で刺激されたそこは、さっきよりも湿っている。
「ほら、言えよ」
ちょっと力を入れて、指先でそこを押さえると、野明が濡れた声を上げた。
「ほら」
野明の身体を追い詰めるように、さっきよりも硬く尖った乳首をくちびるで吸う。
「ひあっ……!」
肩で息をしながら、野明が俺のいる方とは反対側に顔をそむけた。
「……って」
「もう一度、大きな声で」
野明が、思いつめたように口を開く。
「もっと……ちゃんと……さわ……って……」
野明が言葉を紡いだ瞬間、野明の頭の上で押さえていた手をはずし、パジャマのズボンから手を抜いて、両手で、ショーツごとパジャマを下げる。
膝で引っかかったパジャマを一気に脱がせて、足を開かせて間に入った。
野明の顔を見ると、両方の目尻を涙が伝っていて、俺はくちびるでその涙を吸いとった。
「よく言えました」
そう言うと、野明がパジャマを両手首に絡めたまま、俺の首に腕を回してきた。
軽く口づけて、手首のパジャマを取る。
すると野明は艶っぽく微笑んで、俺のパジャマのボタンを一つずつ外し始めた。
全部外し終わったところで、パジャマの上着を脱ぎ捨て、そしてズボンを脱いだ。
野明のそこに触れると、そこはもう蜜が溢れていて、俺の指をたやすく飲み込んだ。
「あっ……!」
野明が絶えかねたように、甘い悲鳴を上げる。
野明の中は熱く、蜜が指に纏わりつくのがわかった。
もう限界ぎりぎりの俺は、指を引き抜き、楔をそこに押し当てた。
そして欲望のまま、野明の中に突き立てる。
「ああっ!」
野明がのけぞり、俺の背中に腕を回してきた。
あまりの気持ちよさに、動かずにいると、目を閉じていた野明が、うっすらと目を開けた。
潤んだ瞳で見つめられるだけで、野明の中の俺が甘く疼きだす。
快感に身体を支配された野明をもう少し見ていたくて、俺は動きたいのを我慢して、野明の顔を見つめた。
すると、野明のくちびるが動いた。
「……何?」
野明の中の、柔らかい感触を味わいながら聞き返すと、恥ずかしそうに俺の耳元にくちびるを寄せてきた。
「……イジワル……しない……で……」
自分からこんなこというなんて、珍しい。
でも、さっき散々じらした上に、こんなことしてたらさすがにツラいよな。
潤んだ目で懇願する野明は、とても可愛らしくて、いやらしい。
いつもよりちょっとだけイヤラシイ野明にご褒美をやろう。
小さなあえぎ声を上げる野明の頬に口づけて、俺は動いた。
「あっ……んっ……!」
快感に引きずられるように、激しく野明の中に突き立てると、野明がさっきよりもより激しい声を上げた。
俺の動きに合わせて、野明の細い腰が動き出す。
いやらしい水音が部屋に響いて、俺の背筋を甘い刺激が駆け上がる。
もっともっと野明の奥に入りたくて、野明の両足を肩にかけて、野明の下半身を床に挟み込みようにして突き立てた瞬間、野明の中が俺を勢いよく締め付けた。
汗が俺の背中を伝って流れていく。
「あ、ああっ!」
野明の身体が激しくしなり、がくんと落ちた。
「……ふ……」
野明の腕がぽすんと床に落ちて、野明の中が小さな痙攣を起こしたようになってる。
繋がっているところから蜜が溢れて、俺の方にまで伝ってるのがわかる。
イッたな、これは。
こんなに早くイクなんて、野明にしては珍しい。
閉じていた目が開いて、ぼんやりと俺を見つめた。
小さく開いたくちびるの隙間から、ちらりと赤い舌が見え隠れして。
荒々しく口づけると、野明の舌が絡んできて、俺の舌と一緒に口の中で踊った。
名残惜し気にくちびるを離すと、野明が、はぁ、と熱い吐息を漏らした。
いつもよりも何倍も妖艶で可愛い野明の表情に、俺は我慢が出来なくなった。
身体を離して、野明の身体を裏返して四つん這いにさせると、俺は迷いもなく、野明の中に入り込んだ。
「ひあっ!」
野明の細い腰を抱きしめて、激しく動かすと、再び野明の中が俺を締め付けた。
さっきよりも中はきつく、野明が再び高みに向かっているのがわかった。
「あっ……ま……た……イッ……ちゃうっ……!」
うつむいている野明が逃れるように右手を伸ばした。
すると、さっき脱ぎ散らかしたままのパジャマに指先が触れ、野明はそれを右手で強く握り締めた。
「あっ……ダメ……イッちゃう……っ!」
野明が掴んでいたパジャマを自分の胸元に引き寄せて、小さく悲鳴を上げた瞬間。
俺も、上りつめた。
そのまま、ずるりと野明の身体が崩れ落ちる。
蛍光灯に照らされて、野明の背中に汗が浮かんでいるのが見えた。
野明の身体は、胸元に引き寄せたパジャマよりもさらに濃い桜色に染まっていた。
俺は、ぐったりと横たわったままの野明の横に転がって、野明の熱い身体を抱き寄せて。
そして、耳元で囁いた。
「一緒に、風呂入ろうか?」