プレゼント



誕生日でも記念日でもない、なんでもない週末の夜。

『開けてみて』と野明に手渡された包みをガサガサ開けてみると、出てきたのは青い無地のパジャマ。

『・・・なんでパジャマ?』

『だって、遊馬ったらいつもスウエットのまま寝ちゃうじゃない?・・・たまにはお揃い
もいいかなって』

野明の手には俺と同じデザインの水色のパジャマ。

『・・・ペアルックって恥ずかしくないか?』

埋立地から離れ、八王子での生活が始まって2年。

平日は寮暮らしの野明が、俺のアパートで週末を過ごすようになって半年。

ようやく手に入れた二人だけのただ穏やかな時間。


『誰も見てないじゃん♪あ、お風呂入ってくるね』


一人残された俺の手にはパジャマ。



『・・・・・・着てみるか』



『遊馬、ビール飲む?・・・あ、着てくれたの?』

『おそろいもたまにはいい、だろ?』

野明の驚いた顔を見れただけでも、着替えたかいがあったな。


『遊馬って青似合うよね〜』

隣に座った野明からの『お褒めの言葉』に、ちょっと調子に乗ってみる。


『惚れ直した?』


『・・・ちょっとね///』


耳まで赤くしてうつむく野明を見ると・・・・・・


『着たばっかりで悪いんだけどさ・・・脱がせたくなったかも』


『・・・ばか///』